SSブログ

人間は関節動作しかできないのですよ。だから、どう足掻こうと関節が動かせる範囲でしか動作ができないのです。関節型動物の宿命です。 [リハビリ(その3)]

 人間は関節動作しかできないのですよ。
 だから、どう足掻こうと関節が動かせる範囲でしか動作ができないのです。
 関節型動物の宿命です。
 ですから、健常者風歩行をするためには膝関節、股関節、足首関節等が適切に動作する必要があるのですよ。
 ナンバ歩きではナンバ歩きに必要な関節が動作できる必要があるのですよ。
 完璧な棒足状態の方は健常者風もナンバ歩きも無理だと思うのです。
 バリバリの尖足(足首関節等が動かせなくなって足先が下を向いたまま固定かな)もいろいろなタイプの歩行に苦労されていますよね。
 上肢も関節が楽に動かせるかどうかですよね。
 ただ、感覚麻痺なので正確さが非常に低いままですけどね。
 指を伸ばせるから物がつかめるのですよね。
 肘を伸ばせるといろいろな動作ができますよね。
 背骨以外は関節動作なのですよ。
 過去にどのような歩き方をしていようと足に関する関節が動かせるかどうかで決まってくるのです。
 そうして、やはり、人類700万年の進化の過程で獲得した健常者風が一番楽ですよ。
 また、これは四つ足の時代からの延長線上にあると考えられるのですけどね。
 四つ足の動物も関節動作です。
 関節が楽に動かせないのでしたら、何をしようとしても関節動作が障害になると思うのです。
 関節は常に可動域全域で可動するようにしておく必要があるのですけどね。
 健常者歩行やナンバ歩きをする前に必要な関節が楽に稼働できるようにしてからリハビリすればよいと思うのですけどね。
 結構、多くの方が健常者歩行のリハビリをしているときに膝関節を動かそうというか、今まで動かしていなかったのに急にするから脳がまごついて伸筋と屈筋の両方を同時に収縮させてしまっていると思うのです。
 歩行リハビリの前に関節動作での手続き記憶、曲げるときには屈筋のみに収縮命令、伸筋には弛緩できるように収縮命令を出さないという手続き記憶を形成してからですと、楽ですよ。
 私も例えば歩行時に膝関節を曲げてと命令を脳が出しているようですが伸筋には命令を出さずに屈筋だけのようです。
 何も考えずに必要時には膝が曲がるのです。
 ナンバ歩きをされるのでしたら、必要な関節の曲げ伸ばしができるようにしてから歩行リハビリをされたらどうでしょうか。
 関節の屈伸が楽にできるようになる前にナンバ歩きをしても健常者風リハビリ時と同じ運命のような気がします。
 頑張ってね。

ランキングに参加していますのでクリックよろしくお願いします。
にほんブログ村 病気ブログ 脳卒中・脳梗塞へ
にほんブログ村
にほんブログ村 病気ブログ リハビリテーションへ
にほんブログ村
にほんブログ村 病気ブログへ
にほんブログ村

nice!(0)  コメント(0)