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「筋力がない」と「筋力コントロールができない」ということの違いを考えられたことありますか。 [脳について(その2)]

 「筋力がない」と「筋力コントロールができない」ということの違いを考えられたことありますか。
 まあ、発症直後は脳が制御しちゃって筋力ゼロと筋力コントロール不可状態でした。
 ゼロだからコントロ-ルもないですよね。
 でも、落ち着いてくると筋力発揮ができるようになっていきました。
 で、5~6年後ぐらいに麻痺手の握力を測定したら31kgなんて数値が出てしまいました。
 でもね、茶碗も持てないのですよ。
 それは31kgなんっていらないからです。
 ボチボチの筋力に調節できないからなのですよ。
 このことは上肢でよく感じています。
 下肢は体重という重量物をのせているときに筋力発揮なのでそう感じないです。
 下肢は筋力発揮ができるかどうかだけで歩行とかができますが、関節が楽に動作しているということが必要です。
 スクワットとかも体重で十分荷重になっていますよね。
 それに引き替え上肢は軽量物を扱うことがほとんどですよね。
 で、筋力できすぎなのですよ。
 適度にコントロールができないということね。
 適切な強さの筋力にできたときに筋力があると感じられるのではともね。
 上肢でも筋トレ用具を使うとダンベルなんかを使うと筋力があるように感じられますが、生活動作で使えますか。
 生活動作では多くがダンベルより小さな力でコントールできていたらということです。
 この「筋力コントロール」ができないから問題が起こるのですよね。
 筋肉には腱ゴルジ装置という引っ張りの強さを感じる感覚器と筋紡錘という筋繊維の伸び具合を感じる感覚器があります。
 ところが、脳卒中でこれらの感覚器の情報を脳が使えなくなるのですよ。
 で、コントロールができなくなるのです。
 脳の回復するまでは無理をしないことですよ。

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