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脳はまずはそこらじゅうの筋肉に収縮命令を出して、感覚情報で徐々に本当に必要な筋肉を感じ取っている。 [脳について(その2)]

 脳はまずはそこらじゅうの筋肉に収縮命令を出して、感覚情報で徐々に本当に必要な筋肉を感じ取っている。
 これができると無駄な筋力発揮がなくなっていくということです。
 乱発時には同じ関節の屈筋と伸筋の両方に同時に収縮命令を出しているのですよ。
 これでは関節を動かせないですよね。
 「匠の技」はこの無駄な筋収縮を極限まで少なくできることですよね。
 凡人は「肩の力を抜いて」なんて状態ですよね。
 ところが、脳卒中後はこのレベルではなく、もっと多くの筋肉を無駄に収縮させてしまうのですよ。
 救急病院で「腕伸ばし」で健常側体幹部の筋肉で腕を振り回しているときに感じたことね。
 下肢の筋肉まで派手に収縮していました。
 徐々におもに上肢の筋肉の収縮になっていきましたが・・。
 ですから、意識して感じ取る必要かもね。
 緊張が高まるほど余計な筋肉の収縮が増えるので緊張していないような状況を作って関節可動域動作を気楽にして、「手続き記憶」での関節動作になるようにリハビリをまずおこなうことですよ。
 筋肉量は割と維持されていました。
 筋力低下の主要要因は「運動神経の筋繊維動員力」とね。
 「火事場の馬鹿力」時が最大動員時かな。
 普通の最大筋力はこの火事場の30%ぐらいともいわれています。
 この運動神経の筋繊維動員力は油断をすると簡単に低下しますよ。
 鍛えなおしが楽なのもこの動員力ね。
 高齢になるほど低下しやすくなります。
 気を付けてね。

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