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諦めが悪い点の一つ。 [雑感(その2)]

 諦めが悪い点の一つ。
 「脳卒中リハビリは脳の回復後に本格化する」ということですよ。
 それまでは「楽な外力による関節可動域確保動作が継続してできる」を基礎に残存部位の回復に応じてQOL向上のためのリハビリをおこなうということね。
 この時に「無理しない」「焦らない」「諦めない」「間違わない」ですよ。
 残存部位の活用で動かせるようになったりするのですが、人間の仕組みは脳が正常に働いているという前提ですよ。
 手足ですと、最低でも運動神経系と感覚神経系が共に正常に働いている必要があるのですよ。
 脳卒中ではこの前提が崩れているのです。
 たとえば、腕で肘が曲がってしまっているような状況と他動で楽に曲げ伸ばしができるのでしたらQOLでは曲げ伸ばしができる方がよいですよね。
 伸びきりの足と膝関節、股関節が他動ででも動かせるのでは動かせる方が楽ですよ。
 足首も尖足より下垂足の方が楽ではとね。
 そう、楽な方になるようにリハビリをしているのですよ。
 そして、リハビリも楽してですよ。
 ただ、あきらめが悪くしつこく「楽な外力による間接可動域確保動作ができる」ということかな。
 脳の回復には各部位からの適切な刺激が必要ですからね。
 棒足状態ですと筋紡錘や腱ゴルジ装置に関わる神経細胞が「棒足が正常」と認識しての回復になってしまわないか気になるのですよ。
 ですから、ボトックス療法では運動神経系興奮ニューロンが興奮しても感覚神経では弱い収縮にしかなっていない感覚情報になってしまっている恐れですよ。

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