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脳卒中後遺症からの回復で必要なこと。四肢ですと、「楽な外力での関節可動域確保動作ができる」ということだけかな。 [リハビリ(その3)]

 脳卒中後遺症からの回復で必要なこと。
 四肢ですと、「楽な外力での関節可動域確保動作ができる」ということだけかな。
 本当に基礎的で絶対必要なことですよね。
 これができるということは自身の脳からの指令でうまく必要な筋肉を収縮させることができると動作できますよね。
 脳卒中で筋力がなくなるのは脳が筋肉に対して収縮命令が出せなくなったからです。
 筋肉の事情ではありません。
 ところで、脳の収縮命令が解除されなくなっていくのが、筋緊張亢進や痙縮ですよね。
 これも脳卒中で運動神経系興奮ニューロンが興奮亢進のままになってしまうからですよ。
 この場合も「楽な外力による関節可動域確保動作」はできないですよね。
 それで、皆さん「困った困った」と悩まれていますよね。
 こっちは筋肉が収縮したままになっているのですよ。
 これをボトックスで緩めているだけです。
 なら、ゆるゆるに上手に維持した方がリハビリにとっては都合がよいですよね。
 関節を楽に動かすためには筋肉が楽に弛緩する必要があるのですよ。
 上肢ですと、腕を曲げる時に腕を曲げるための筋肉、屈筋が楽に弛緩する必要がね。
 痙縮時とかはこの時、両方の筋肉がしっかり収縮しているから伸ばせないのですよ。
 健常者でも「肩の力を抜いて」といわれるような場合は不必要な筋肉も収縮しているのですよ。
 脳卒中後では頻発していますよ。
 だから、少しの動作で緊張が高まってしまうのですよ。
 川平法等でもいわれているように動作による脳への刺激は絶対必要なのですが、関節動作が無理なくできる、無理なくさせることができる状態で代償動作が生じないようにね。
 代償動作で手続き記憶が形成されてしまうと脳のその部位での回復はその代償動作で終了かと思います。
 失語症もそれなりの刺激が必要ですよね。
 そして、会話をするとかもね。
 でも、どのくらい時間が必要なのでしょうね。
 嚥下障害で「飲み込み」を全く止めてしまうと「嚥下ができない」になるのかな。
 痰の吸引とかが必要にね。
 総てで「適切適度な刺激と適切適度な作動」というのが回復には必要ですが・・。
 この「適切適度」は各自それぞれかな。
 でも、四肢では「他動でも関節が動かしがたい」には絶対にしないようにね。

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