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昨日の朝の『健康カプセル「ゲンキの時間」』で「貯筋」について放送されていました。 [リハビリ(その3)]

 昨日の朝の『健康カプセル「ゲンキの時間」』で「貯筋」について放送されていました。
 この「貯筋」は健常であればいくつ何十になってもできるのです。
 が、我々脳卒中感覚麻痺の者にとってはこの貯筋の方法等で大きな問題をはらんでいるのです。
 何かというと麻痺側での筋緊張亢進から痙縮になって行きやすいという問題ね。
 多くの方が」「陽性徴候」だの「ボトックス療法」だの投稿されていますよね。
 「尖足内反」もですね。
 健常者では徐々に強度を上げて無理せずにおこなうとマッチョも期待できるのです。
 が、脳卒中感覚麻痺の者は少し強度を上げるだけで筋緊張亢進から痙縮にね。
 この違いは運動神経系抑制ニューロンが働いているのかどうかの違いですよ。
 「ボトックス療法」は運動神経系興奮ニューロンの神経終末にのみボツリヌス菌毒素を注射で送り込んでこの神経終末から筋肉に対する収縮命令になるアセチルコリンの分泌を阻止するだけです。
 これで、アセチルコリンが筋肉に行かなくなるので筋肉が緩むわけです。
 健常者では運動神経系抑制ニューロンから抑制性神経伝達物質が興奮ニューロンに対して放出されてアセチルコリンの分泌が終了するのです。
 で、筋肉が緩むのです。
 興奮ニューロンは抑制性神経伝達物質が放出されるまで興奮を続けるのです。
 ですから、ボトックス療法は期間限定の対症療法になるのです。
 興奮ニューロンの細胞体は興奮したままね。
 いくつ何十になっても「貯筋」はできるのですが、脳卒中感覚麻痺の我々はよほど注意してリハビリをしておかないと興奮ニューロンが興奮したままになってしまいやすいのです。
 「楽な外力での他動による関節可動域確保動作」が継続してできる状態を維持しながらリハビリをしようね。
 関節が楽に動かして動作しているのです。
 関節が動かせなくなって「困った、困った」と言っているのです。

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