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感覚麻痺主体の脳卒中は割と早く手足を動かせ始めますが・・。これは脳が回復したのではなく、残存部位への抑制が解除されただけですよ。本来の脳の回復では全くないのですよ。 [脳について(その2)]

 感覚麻痺主体の脳卒中は割と早く手足を動かせ始めますが・・。
 これは脳が回復したのではなく、残存部位への抑制が解除されただけですよ。
 本来の脳の回復では全くないのですよ。
 これは私の実感でもあります。
 運動神経系に問題がなければですが。
 運動神経系がダメージを受けた場合はどうなるのでしょうね。
 脳半球の働きの一部は右半球でしたら右半身にもということです。
 感覚神経系が無傷でしたら何とかなるかもね。
 ところが、動作には絶対感覚情報が必要なのですよ。
 だから、感覚麻痺での動作不全が問題になるのですよね。
 で、痙縮等になっていく仕組みは健常者が筋緊張で手や足が動かしにくくなるとの同類の仕組みかな。
 ただ、健常者は感覚神経系抑制ニューロンが感覚情報で活性化できるので痙縮にならないだけですよ。
 運動神経系興奮ニューロンの興奮亢進状態を解除できないのが感覚麻痺ですよ。
 感覚麻痺での回復とは動かせて当たり前で痙縮とかにならないように感覚神経系抑制ニューロンが感覚情報で活性化できるようになることですよ。
 脳卒中は脳のみにダメージがあるのですよ。
 だから、脳での回復があっての回復ですよ。
 「動かせる」は回復の入り口にしかならないのですよ。
 脳卒中であるということを忘れないようにね。
 ダメージがあるのは脳だけですが、不適切リハビリで四肢にも問題を広げないようにしましょうね。

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