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脳卒中後、脳はどのくらい個々の筋肉の収縮状況を感知できているのか。これが四肢でのリハビリで重要になってくると考えています。 [脳について(その2)]

 脳卒中後、脳はどのくらい個々の筋肉の収縮状況を感知できているのか。
 これが四肢でのリハビリで重要になってくると考えています。
 それでなくても、「肩の力を抜いて」とかが健常者でも使われていますよね。
 必要でない筋肉まで収縮させているからですよ。
 そして、緊張状態になるから健常者でも動作させにくくなるのですよ。
 ところで、脳卒中後、腕伸ばしとかをしていて感じたことは脳がどの筋肉を収縮させてよいか判らないのでそこら中の筋肉を収縮させているとね。
 そして、徐々に不必要な筋肉の収縮が減ってきましたが・・。
 これは脳卒中で筋肉の収縮情報が脳に伝えられていないからと考えられるのですよ。
 そして、四肢では拮抗する筋肉群があります。
 ここの名称は読者の方がよく覚えておられると思います。
 屈筋は手や足の関節を曲げる時に収縮しますよね。
 伸筋は関節を伸ばすときにね。
 脳卒中後はこれが同時に収縮していたのでした。
 で、鍛えるというより必要のないほうの筋肉を弛緩させるということができると楽に関節を動かせることに気がついたわけですよ。
 足では伸ばす方の筋肉が強いので曲げる筋肉が収縮するときに弛緩させるようにね。
 収縮というのは緊張しているということです。
 ですから、如何に緊張を解いて楽に弛緩させることができるかですよ。
 これができるようになると必要な方のトレーニングができるようにもね。
 関節が動かしにくいとかは拮抗する筋肉がどちらも緊張状態で弛緩できないからですよね。
 筋肉は弛緩して引き伸ばされた後の収縮時に筋力を発揮します。
 収縮できる余裕がある時のみに筋力が出せるのですが、弛緩できるというのは緊張が解除されてからですよ。
 で、すでに痙性が高まってしまったとの方の緊張解除の方法はボトックス以外思いつかないです。
 初期の筋緊張ぐらいでしたら、マッサージでやストレッチ等で何とかなるかもね。
 ただ、ボトックスは本質的な筋緊張解除法ではないです。
 本質的な解除法は運動神経系抑制ニューロンを活性化して運動神経系興奮ニューロンの興奮を解除することと考えられるのでね。
 感覚麻痺では抑制ニューロンを活性化できないようです。
 屈曲腕や棒足、尖足等の様子は運動神経系抑制ニューロンにダメージを与える疾患と似ていますよね。
 感覚麻痺の怖さを忘れないようにね。
 人間の脳は感覚情報をもとに働いています。

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