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脳卒中感覚麻痺で思うこと。「感覚の大切さ」と「内部感覚も麻痺」ということかな。 [脳について(その2)]

 脳卒中感覚麻痺で思うこと。
 「感覚の大切さ」と「内部感覚も麻痺」ということかな。
 皮膚感覚等が判らなくなってしまったというのは自覚されているようですが、「感覚のあるなし」で動作にも大きな影響が出ていることにお気づきではない方がおられますね。
 目隠し状態で何か物体を触らせると・・。
 表面がヌルッとしていると効果満点かも。
 物凄く緊張してしまうことがありますね。
 「スリッパが履けない」も足の皮膚感覚がないということも大きな要因ですよ。
 足にどのように引っ掛かっているがとかが判らないのですよ。
 動作するときにもう一つ非常に大切な感覚として筋肉の伸び具合や力の出汁具合ですね。
 これらの内部感覚がないということです。
 なので、筋力があるのに感覚がないので「筋力がなくなった」とかいうのですよ。
 柔らかい物を掴んだときに握りつぶしていてもね。
 ですから、ジャム瓶の最初の蓋開けとかもできても柔いペッツボトルの蓋開けはペットボトルを握りつぶしてできないとかね。
 正しい筋力発揮には感覚情報が必要なのですよ。
 自動車の自動運転が最近できるようになってきたのも周りの状況を自動車の動力系に教えて制御できるようになってきたからです。
 カメラやミリ波レーダーが眼に当たります。
 コンピューターでこの眼からの情報を処理して電線(神経繊維)でアクセルやブレーキ、ハンドル操作機器に必要な指令が出せるようになったからです。
 脳卒中ではこのシステムのコンピューターが故障しているのですよ。
 感覚が処理できないから物凄く緊張してしまうのです。
 そして、運動神経系興奮ニューロンが興奮状態になったままになってしまうことが多くなるのですよ。
 痙縮等にね。

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