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昨日の続き。ボツリヌス菌毒素の作用部位と破傷風菌の作用部位。 [医療関連(その2)]

 昨日の続き。
 ボツリヌス菌毒素の作用部位と破傷風菌毒素の作用部位。
 ボツリヌス菌毒素の作用部位は昨日投稿のように運動神経系興奮ニューロンの神経終末です。
 で、興奮の伝達を遮断します。
 で、筋肉が収縮できなくね。
 破傷風菌毒素も1gで100万人以上の致死量になります。
 作用は運動神経系抑制ニューロンなのです。神経終末から侵入しますが、ボツリヌス菌毒素みたいにはそこにとどまらず神経細胞体の方に移動していきます。
 抑制ニューロンの働きをなくしてしまうのです。
 ですから、破傷風菌感染後徐々に脳卒中後の痙縮みたいになっていきます。
 上肢は屈曲腕や握り拳状態ね。
 下肢は棒足、尖足等ね。
 脳卒中後の陽性徴候ででてくる症状は抑制ニューロンが働いていないと考えると非常に説明しやすいのです。
 なぜ、気がついたかというと、その昔、日経サイエンスの特集号で「ボツリヌス菌毒素と破傷風菌毒素」についての特集記事がありました。
 その中に「破傷風の治療にボツリヌス菌毒素と投与する」というのがあったのです。
 海外例のようです。
 今はされていません。
 心臓以外の筋肉が動かなくなるので人工呼吸で持てば回復するというのね。
 で、ボトックス療法ですね。
 ボツリヌス菌毒素を使うということから、興奮ニューロンと抑制ニューロンの関係が判ったのです。
 脳卒中感覚麻痺は抑制ニューロンが働いていないと考えてリハビリをする方がよいと考えています。

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