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「関節可動域が確保されている」はリハビリにおいて重要なことですが、「そのまま直ぐに的確な動作ができる」ではないです。 [リハビリ(その3)]

 「関節可動域が確保されている」はリハビリにおいて重要なことですが、「そのまま直ぐに的確な動作ができる」ではないです。
 が、的確な動作をするには関節が楽に動かせるということが必要です。
 「必要条件」、「十分条件」、「必要十分条件」の観点から考えてみましょうね。
 的確な動作をされている方は関節が楽に使えていますよね。
 関節が楽に使えても不器用な方もいますね。
 「関節が動かせる」というのは動作にとっては必要条件ですが、「動かせる」だけで「精度を保証するのではない」ですからということです。
 「手足で精密な動きが楽にできる」は「関節が楽に動かせる」からみると十分条件かな。
 匠の技をお持ちで活躍されている方に手足の不自由な方は普通はいないと思えるのでね。
 必要十分条件は両者が一致している場合です。
 実際に脳卒中リハビリで、特に四肢のリハビリで困られているの方に多いのが「精密に動かせたい可動域がない」とかではなく、「他動でも関節が動かしづらい」などで必要条件の方で引っ掛かってしまっているのですよね。
 「他動」で楽に動かせていたら「自力」で楽に動かせるだけにはなりやすいですよ。
 どうして、他動でも動かしづらくなってしまうのかということへの検証をされたことがありますか。
 筋緊張が昂じるにつれてですよね。
 筋緊張が上がるというのはその筋肉が収縮状態のままになっていくということですよ。
 そうすると、リハビリの必要条件の「関節が動かせる」からずれてしまうことになってしまうのです。
 関節が作動するときには伸筋か屈筋のどちらかが弛緩する必要があるのですが、筋緊張で弛緩できなくなってしまっているということですよね。
 ロボットリハビリ等強力な外力があると関節動作ができて、トレッドミルでは関節動作ができないということも起こりうるのですよ。
 運動神経系興奮ニューロンの興奮亢進を見過ごしてしまっておられたのかな。、

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