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手足のリハビリで注意すること。手や足の筋肉は自力で収縮できますが、自力で伸びることができないのです。 [リハビリ(その3)]

 手足のリハビリで注意すること。
 手や足の筋肉は自力で収縮できますが、自力で伸びることができないのです。
 ようは弛緩ができないということですよ。
 お気づきでない方もおられると思いますが、屈筋と伸筋という筋肉セットですよ。
 腕を曲げるときには屈筋(例えば、肘を曲げる筋肉)で伸筋も引き伸ばしているのです。
 屈筋が収縮するには引き伸ばされている必要があるのですよ。
 屈筋を引き伸ばしているのが伸筋ね。
 筋緊張状態というのは筋肉に常に収縮命令が出されている状態ですよ。
 屈筋も伸筋も同時にね。
 同時なので力の強い方が勝ちますよね。
 腕の場合は屈筋ね。なので、肘伸ばしができなってくるのですよ。
 タイミングよく弛緩されるように運動神経系興奮ニューロンの興奮を抑制する必要があるのですが・・。
 脳卒中後の感覚麻痺で抑制ができなくなっているのです。
 下肢では伸筋、膝を伸ばす筋肉の法が強いので棒足状態にね。
 この興奮更新は簡単には解除されないです。
 感覚が回復して運動神経系抑制ニューロンを活性化できるようになるまではね。
 だから、ボトックスを30回以上も必要になるのですよ。
 3ヶ月に1回ですから・・。
 弛緩できて働くことのできる筋肉です。
 が、引き延ばしは他の筋肉にしてもらう必要があるのです。
 「ボトックスがあるから」なんて思って、無理をすると生きている間の回復は無理になっていくかもね。
 「楽な外力による関節可動域確保動作が継続してできる状態」を維持しながらリハビリに励もうね。

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