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関節動作にとって必要なものは。 [リハビリ(その3)]

 関節動作にとって必要なものは。
 普通は筋力と思うのです。
 要は筋肉を収縮させて関節を動かすわけですね。
 この収縮した筋肉はどうなるのかな。
 外力をくわえない限り収縮状態ですし、筋力発揮状態、運動神経系興奮ニューロンの興奮を受けたままですと、筋力発揮状態のままになります。
 用済みになった時どうなるのかというと健常では興奮ニューロンの興奮が収まり、筋肉が弛緩できる状態に戻るのです。
 痙縮状態ではこの弛緩できる状態になれないのです。
 興奮ニューロンが興奮したままですからね。
 脳卒中後遺症で起こりやすい現象です。
 弛緩できないとなるとその後の関節動作ができなくなります。
 そして、陽性兆候等かな。
 なぜ、こうなりやすいのかというと「感覚がない」ということが理由です。
 感覚がないので運動神経系は興奮ニューロンのみで調節しようとするのか、興奮ニューロンが興奮したままになっていくのですね。
 健常での「肩の力を抜いて」もこの一種と考えられるのです。
 「匠」はこの余計な力が出ないように極限まで感覚を研ぎ澄ましたのですよ。
 筋力さえあったらよいのでしたらマッチョが匠になれるはずですが、実際は匠マッチョはいないですね。
 私の悪筆も感覚による筋力コントロールができていなかったということかな。
 自動車での自動運転がある程度できるようになってきたのは感覚にあたるレーダー等のセンサーと情報解析するコンピューターの発達ですよ。
 動力系の制御は少し前にはできるようになっていましね。
 「感覚」が大切なのです。
 脳卒中感覚麻痺はこの大切な感覚がないということを真摯に受け止めてください。
 日本の製造業でダントツ的(利益率)に儲けて従業員の平均年収が2000万円超えている企業はFAセンサーを主力にしているキーエンスがあります。
 センサーですよ。
 動力系(モーター)のニデックは優良企業ですが、キーエンスに比べるとね。
 感覚を甘く見ないことね。
 キーエンスの株、高すぎて買えない。

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