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関節を動かせても脳卒中感覚麻痺では・・。 [リハビリ(その3)]

 関節を動かせても脳卒中感覚麻痺では・・。
 人間は何事にも感覚情報を必要としています。
 当然手足の動作でもです。
 感覚麻痺で感覚がない、あるいは不十分であるとなると発症前のように動作はできなくなります。
 感覚はいつ頃戻ってくるのかですね、神様に聞いてね。
 ただいえることは痙縮等動作不全になるようなことを起こさないようにする必要がありますよ。
 皮膚感覚も適切適度な刺激で回復を促進しようね。
 手足の動作の主力の感覚は筋紡錘からの筋肉の伸び具合の感覚と腱ゴルジ装置からの筋力の大きさの感覚でしょうね。
 この二つがないから視覚情報を補ってもうまく動かせないのです。
 幾らトレーニングをしてもだめですよ。
 まずは廃用症候群にならないようにね。
 次に脳の残存機能が使えるようになるのでこの能力の範囲内でね。
 ただ、感覚麻痺はそのままですよ。
 ところが、神経系は興奮ニューロンと抑制ニューロンがセットで働いているのです。
 興奮ニューロンの興奮は抑制ニューロンによって適切に解除されるのが健常時ね。
 脳卒中感覚麻痺では抑制ニューロンは働かなくなるのですよ。
 なので過剰なリハビリは痙縮等にね。
 この運動神経系興奮ニューロンの興奮の解除は感覚が回復して運動神経系抑制ニューロンから抑制性神経伝達物質が放出され起こるのですが感覚麻痺では放出されなくなります。
 で、ボトックス療法にね。
 これは興奮ニューロンの神経終末に毒素を送り込んで神経伝達物質の放出を阻止するだけで興奮はそのまま残ります。
 なので3ヶ月ごとね。
 なので、感覚麻痺では運動神経系興奮ニューロンが興奮亢進にならないように慎重にリハビリをおこなう必要があるのですよ。
 歩行は結構曖昧な状況でもできるのですが、上肢の動作には曖昧さがないので痙縮になりやすいのですよ。
 感覚がないということを甘く見ないようにね。

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