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昨日の投稿のような陽性徴候等にならないようにするには。 [リハビリ(その3)]

 昨日の投稿のような陽性徴候等にならないようにするには。
 痙縮等になられてしまったらボトックス療法をされる方が多いですね。
 この療法にヒントがあるのです。
 この療法は筋肉を弛緩させるだけです。
 どのように弛緩させるのかというとこの療法では対象筋肉の神経筋接合部にボツリヌス菌毒素を注射します。
 すると、昨日の投稿にある運動神経系興奮ニューロンの筋肉の方における神経終末にのみ毒素が入り込みます。
 この終末で作られるシナプス小胞の形成を阻害します。
 このシナプス小胞が筋収縮命令となるアセチルコリンを含んでいるのです。
 小胞ができないので筋肉に対して命令が出せなくなるので弛緩します。
 が、働きはこれだけですので興奮ニューロンの本体は興奮したままです。
 だから、エンドレスです。
 なので、興奮ニューロンを興奮したままにしないようにしておけば良いわけです。
 抑制性神経伝達物質が働いていないのでリハビリ動作に工夫が必要にね。
 普遍的な対策がリハビリテーション学会のサイトにもある「他動による関節可動域確保動作」ですよ。
 あくまでも「他動」だよ。
 これが楽におこなえる状態を維持しながらですよ。
 私は救急病院入院中のOTのリハビリで「指を広げれたらつかめるよ」というのを聞いて、病室に戻って「他動による腕伸ばし、指伸ばし」を始めたのでした。
 腕伸ばしは体全体を使っての振り回しかな。
 指伸ばしは健常側で伸ばしていました。
 数週間後かな、麻痺指が自力で楽に曲げ伸ばしができるようにね。
 その後、物をつかむなってあまりしていないよ。
 本格的に生活動作をしていたら痙縮になっていたかも。
 今も他動での腕伸ばし、指伸ばしね。
 そうそう、明日と明後日は投稿をお休みします。
 下肢については次回にね。
 関節が楽に動かせて脳が回復してきたらそれなりの動作ができるよ。
 それまでは動作ができないのは当たり前です。
 焦らないようにね。

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