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No9 高次脳機能検査の雑感 [脳について]

 先日、救急で受け入れてくれた病院に行ってきました。入院時お世話になった看護師さんが「あ、歩いている。」と驚かれていました。看護師さんにとって滅多にない退院後の訪問であったようです。なにせ、死亡率も高く、寝たきりや認知症にもなりやすいという視床出血の患者、麻痺が酷くてベッドから転落した患者が付き添いもなしに歩いてきたということがひょっとしたら珍しいのかも。半年も経っていない時期にです。
 ここまで回復できたのは「ちょっとやり過ぎ」程度で「ここまでできるようになった。」とか確認できたのが楽しかったからですね。ちょっと出っ張らないと違いはわかりにくいかも。それと、前回書いた中にあったように、リハビリ状況というか麻痺の状況を客観的に観察するようにすることがとか思います。「・・が出来るようになった。」と実感できるのがリハビリでは大切なのでは。それも患者自身の努力によってです。
 リハビリの中に私らみたいな疾患では「高次脳機能検査」というのがありました。大抵の患者さんは「しんどい、2度としたくない。」とか言っていました。結構多岐にわたる検査でした。記憶に始まって立体空間認識とか認知力とか等々です。日頃、いろいろ興味を持って多方面に頭を使っているとそれほどでもないと思いますが・・・。検査項目の目的は検査の段階である程度推測できましたので・・・。ただこの検査で「3~5桁の数字を聞いて逆順で答える。」というのがあって「ずる」を考えているうちに終了。次回はなし(涙)。「ずる」とは手と足の指に覚えさせると記憶が消えないのですが、どう割り当てるか考えているうちに終わりということです。大抵の患者さんは素直に覚えて答える努力をしたのでしょうね。そりゃ疲れますわ。この検査も遊び心で受けている分には楽しいですよ。どうも、「真剣に」とかで精神的に「余裕なし」とかいうのが嫌いでした。状況をその時々に考えれば「楽しみ」とかはあるか、他のことをする余裕がでてくると思います。ただ、こっちの方ばかりになると本命の方がメチャクチャになりますよ。それと、「受け身」だけの娯楽というのはよくないかも。
 リハビリと虐待とは全く別物なのですが、患者に「元通りになりたい」とかの希望がなければ、単につらい時間になってしまうのがリハビリでしょう。STでちょっと冗談で「いじめている」といったことが。一例ですが、私は「ぞ」と「ど」と「ろ」の発音は気を入れてしないとメチャクチャになっていたのです。STの発音リハビリのなかに「ロードローラー」なる単語がありました。私をいじめているみたいな単語です。その時に冗談で「いじめてる」とね(笑)。おかげで楽に発音できるようになりました。まあ、これ以外にも沢山発音のしにくい組み合わせをよく考えたものですね。よくなっているはずですが、STのリハビリがなくなって元に戻っているかもという気もします。これが「リハビリは続けるものだ」という根拠の一つに。
 闘病中(現在も含まれているはず)結構早い時期からネットが出来るようになっていたのですが、「闘病記」というよな感じで記録を残そうと思ったのは9月になってからでした。mixiのつぶやきには近況報告みたいなのを書いていましたが。次回は出来るだけ早くから「闘病記」を記録していきたいです。(笑)

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