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関節が動かせるのは関節付近に接続している筋肉が収縮するからです。でも、筋肉は収縮しかできないのです [リハビリ(その3)]

 関節が動かせるのは関節付近に接続している筋肉が収縮するからです。
 でも、筋肉は収縮しかできないのです。
 普通は何回でも動かせますね。
 これは収縮した筋肉を引き延ばす仕組みがあるからです。
 どのように引き延ばすのかというとこれも筋肉の収縮力を使います。
 二の腕の力こぶ、筋肉を収縮させるとこの筋肉と骨を間にして裏側にある筋肉が引き延ばされているのですよ。
 で、二の腕の力こぶの筋肉への収縮命令を止めるとこの筋肉が弛緩できるようにね。
 そして、この裏側の筋肉に収縮命令を出すと、収縮して二の腕の筋肉を引き延ばすのですよ。
 二の腕の方を収縮させると裏側に筋肉が引き延ばされるのですが、健常時はタイミングよく弛緩できるようになるのです。
 筋緊張亢進から痙縮になっていくとどちらもこの弛緩ができなくなるのです。
 ようは収縮したままにね。
 で、両方が収縮しようとすると力の強い方の筋肉が勝ちますね。
 力の強い二の腕の方が勝つので屈曲腕になっていくのですよ。
 筋肉は弛緩できて引き延ばされた後に意味のある収縮ができるのです。
 このようなことは全身の関節で起こりうるのです。
 下肢は伸ばす方の筋肉の方が強力だから、棒足尖足になっていきやすいのです。
 筋肉が収縮したままになるというのは運動神経系興奮ニューロンが興奮状態になったままになるからです。
 この興奮を解除できるのは運動神経系抑制ニューロンからの抑制性神経伝達物質が必要なのですが、脳卒中感覚麻痺麻痺では抑制ニューロンが働いていないので興奮ニューロンが興奮のままになっていくのです。
 気をつけようね。
 「他動による関節可動域確保動作」でストレッチをしようね。

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