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「手続き記憶」と「エピソード記憶」。 [脳について(その2)]

 「手続き記憶」と「エピソード記憶」。
 「エピソード記憶」は陳述記憶の一種とか。
 物語的記憶かな。
 「手続き記憶」は非陳述記憶の一つで、例えば、自転車に乗れるや楽器が演奏できるなど、歩行も入りますね。
 一々動作手順を考えなくても目的の動作ができることです。
 同一の動作の繰り返しにより獲得され、いったん形成されると自動的に行われ忘れないということです。
 無意識に動作ができるということに特徴があるのです。
 棒足ぶん回しで歩行リハビリを繰り返しているとこの手続き記憶が形成されてしまうことにね。
 そうすると、「歩く→棒足ぶん回し」と自動的に脳のスイッチがはいるのです。
 この状態で健常者風を目指すとすべての手順で脳が考えてから足に命令を出すことになるので非常に疲れやすくなるのです。
 手足の動作はすべて当初は脳から考えての命令ですが、ある段階から脳に形成された手続き記憶による命令になっていくということです。
 こうなると、修正は非常に困難になりますよ。
 ですから、足の関節を楽に動かせるようにしてから健常者風歩行のリハビリをしてもらう方が最終的には早く回復できると考えています。
 脳卒中で損傷した部位に関わる過去の手続き記憶が消し去られてしまっているのですよ。
 脳卒中後の普通の動作はリハビリで新規に手続き記憶を形成することになるので脳の回復具合と関節の稼働状況を考えて変な手続き記憶を形成しないように注意しようね。

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