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有効筋力と感覚との関係。前々から時々投稿してきました。 [リハビリ(その3)]

 有効筋力と感覚との関係。
 前々から時々投稿してきました。
 柔らかいペットボトルの栓開け時に噴水をしてしまうのは、ボトルを持っている手の指の筋力の調節ができないからですよ。
 指の固定力の調節です。
 持っているボトルを落とすのは逆に緩めすぎね。
 微妙な筋力調節ができないのが脳卒中感覚麻痺です。
 歩行でも歩きづらい一つが筋力調節ができないということもね。
 これ、健常でも起こっていますよね。
 「力を入れすぎて手が滑った」なんてのね。
 匠は極限までこのような調節力を磨き上げているのですよ。
 筋肉には筋紡錘という筋肉の伸び具合を感じる感覚器官と腱ゴルジ装置という筋力の強さを感じる感覚器官を持っていますが、脳卒中でこれらの情報が脳に届かなくなります。
 また、皮膚感覚(圧力等の感覚点)からの情報でどのくらいの力で物体に接しているのかの情報を脳におくっていますが、脳卒中でこれらも脳に届かなくなっています。
 筋肉動作を感覚のない状態で行っているのが脳卒中後なのです。
 視覚で補っても情報量に大きな隔たりがあります。
 それで、すごく緊張するわけですよ。
 緊張するというのは運動神経系興奮ニューロンが興奮したままになっていくことです。
 健常では運動神経系抑制ニューロンの働きで興奮ニューロンの興奮は解除されますが、脳卒中後は抑制ニューロンが働かないので興奮ニューロンが興奮したままになってボトックス療法が必要になっていきやすいのですよ。

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