動作には感覚情報が必要です。 [脳について(その2)]
動作には感覚情報が必要です。
例えば、目隠しして歩けますか。
ものをつかめますか。
また、皮膚感覚があっても視覚がないと普通の方は「ヌルヌル」した感じの物を平気でつかめますか。
ところが、普通の健常状態では無意識で皮膚感覚と筋肉感覚を活用しているのです。
脳卒中後はこの皮膚感覚と筋肉感覚が失われて視覚だけ残るのですよね。
で、見えて動かせるから、動作ができると思いこむことがあるわけですよ。
例えば、物を掴むとき視覚でその物体の大きさ形、物体までの距離等を推測するわけですよね。
で、形に合わせて手を、指を伸ばそうとしてできなかったり、掴めても柔らかい物でしたら握りつぶしたりとかいろいろ動作に支障が出てきますよね。
これは「感覚がない」ということですよ。
そして、緊張がすごいですよね。
緊張をそのままにしていると筋緊張亢進で、さらに進むと痙縮ですよね。
これは感覚情報がないので運動神経系興奮ニューロンの興奮を解除できないからですよ。
感覚情報がないので運動神経系抑制ニューロンを活性化できないからですよ。
抑制ニューロンが働かなくなる病気の破傷風とよく似た症状ですよ。
痙縮等は抑制ニューロンが働かないからですよ。
抑制ニューロンの活性化には皮膚感覚や筋肉感覚が必要なのですよ。
感覚麻痺を甘く見ないようにね。
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で、形に合わせて手を、指を伸ばそうとしてできなかったり、掴めても柔らかい物でしたら握りつぶしたりとかいろいろ動作に支障が出てきますよね。
これは「感覚がない」ということですよ。
そして、緊張がすごいですよね。
緊張をそのままにしていると筋緊張亢進で、さらに進むと痙縮ですよね。
これは感覚情報がないので運動神経系興奮ニューロンの興奮を解除できないからですよ。
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抑制ニューロンが働かなくなる病気の破傷風とよく似た症状ですよ。
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2020-11-25 04:37
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